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Branding WINAR

ワインと合う料理だけでなく
ニューノーマ
ル時代
commone」という
ストーリーを
構築する

commoneのロゴは手書きのカリグラフィをリズミカルに配置して、センシティブでヒューマニティーなデザインとなった。

これからの時代のレストランとは?
コンセプトをネーミングに落とし込む

アーバンワイナリー。 聞こえは心地良いが愛知県内に葡萄畑を作り、育てて収穫。そして醸造。 この過程は労力も時間もかかるプロセス。 しかし、その間にも進めていきたいのが2階フロアにレストランを開業させること。 レストランのコンセプト、ネーミング、ブランディングもvisknowが担当した。
2020年、新型コロナウィルスが世界を恐怖で覆い経済は大きな損失を被った。 飲食業界は営業を縮小し休止する店がほとんどで街から人がいなくなった景色は衝撃的だった。 だからこそ新しいルールや価値観に人々はシフトしていった。 ニューノーマルという言葉が生まれた時代だからこそ常識・良識の[common sense] New normal時代の共通と共有[common]からこれからの新しい普遍と良識に円頓寺のeを重ねて[commone(コモン)] というネーミングを提案して決まった。

commoneのロゴは手書きのカリグラフィをリズミカルに配置して、センシティブでヒューマニティーなデザインとなった。

潜在するイメージと言葉を引き出す。
それがぴたり一致するクリエイティブ。

common+eのeは円頓寺のeでもある。そしてレストランのビジュアルムードボードやコンセプト、ポジショニングについて打ち合わせを重ね『醸造家がつくるテストキッチン・アトリエ』というストーリーを作り上げた。 旬の食材でワインに合うべく料理を創作し生み出していくフーディーな醸造家のlivelyで@homeなレストラン。
そのビジュアルムードボードを見て馬場さんは「築100年をこえる学校をリノベーションしてアーバンでモダンなものに変えたKennedy School(ケネディ・スクール)というまさにアメリカで見た景色がフラッシュバックした。 私自身の経験やスプールしていたイメージを広瀬さんが引っ張り出してくれた。」
それがまさにズバリだったという。 コミュニケーションを丁寧に進めて、プロジェクトに憑依して自分ごと化していくようなvisknowの仕事がわかったという。 commoneは隠れ家的な雰囲気もあり、多くのお客様に楽しんでいただいているアトリエの様なレストランになった。

ワインの樽を壁面に陳列させ、店内は明るさを落とした照明計画。まるで醸造家のリビングダイニングキッチンにいる様な落ち着く空間で、スタッフが温かく迎えてくれる。
commone wine and eats Instagram #commone88

WINAR/ワイナルの
クリエイティブのその先は?
その意味と意義

まちと市民に愛される存在が
WINARというネーミングの由来

2022年8月。 ついにアーバンワイナリーの姿がゆっくりと現れた。まずは手始めに守山区の農家の方からマスカット・ベーリーAを仕入れ2023年春にロゼワインを醸造する。そして緑区に約750坪の農地を借り、アルバリーニョという葡萄の品種の植樹を2022年に3月に市民の皆さんの参加のもと行ったのも、このアーバンワイナリーの由縁でもある。 そのアルバリーニョを2025年の夏に収穫し楽しめるのが2025年の冬となる。 収穫年に醸造を行うサマーワインというカテゴリーに位置する。
[WINAR / ワイナル]というネーミングを提案したときに馬場さんは米国大統領リンカーンの名言である『人民の人民による人民のための政治/government of the people, by the people, for the people』を感じたという。「〜のための、〜による。 アメリカンだな〜(笑 理解できた!いいじゃん!」と即決だった。[WINAR/ワイナル]は、Winery Nagoya Residentsの頭文字をとった造語で
〝ワイナリー、それは名古屋の人々のための〟
〝ワイナリーナゴヤに参加賛同する居住者〟
と2つの読み方ができる。

WINARのクリエイティブは
すべてLINEのやり取りだけで完結

相互的なプロジェクトであり、場所であり、地域コミュニティでもあるという考え方を持った醸造場であることを意味する。 社会と地域そして市民に密接した共有の場であることを謳った。 そしてWINARのクリエイティブのコミュニケーションは最初から最後までLINEのみで行ったのも特徴的な仕事になった。 メリットは2つあり一つはアポなしのスピード感。 もう一つはスマホでの確認になるため、ロゴデザイン計画で必要な紙への出力、目視でのサイン計画の確認に加えてRGB配色とオンスクリーンでの視認も調節しながら耐久性の高い造形確認とデザイン遂行ができたことが良かった。
馬場さんはWINARに関してこう言っている「私たちはレガシーを求めることはしない。 何故ならヨーロッパがすでに行っている。 だからニューワールド的な新しい文化をつくる。 ローカルで育て、収穫、醸造の地産地消で胸を張って皆様に楽しんでもらえるワイン作りをしたい。」
今回のワイナリープロジェクトで馬場さんはvisknowのクリエイションをこう語る。「あたらしさと普遍が入り混じり、アンテナが高く、鋭さがあるのが広瀬さん。 どこからかアイデアを引き出して、これまでにないキャラクターを作ってくれる。」

ロゴデザイン計画書には、使用上の細かなレギュレーションを設定する。 サイトやケータイでの視覚伝播の割合が拡大していく中でも、様々なメディアに合わせた設計図をつくる。

2030年までにアメリカ
メインランドでビジネスを開始する

馬場さんに今後の展望をお伺いすると、驚きの答えが待っていた。 「アメリカ、メインランドに進出していきたい。 しっかりロジック積み上げて、設計して、これまでのアメリカンカルチャーを再構築して2030年までに上陸する。 業態はまだ未定だけれど、それをvisknowと一緒につくりたい!」
馬場さんは不思議な人だ。 ジャッジが恐ろしく速く、抽象と具象の思考が行ったり来たりしている様に感じていたが、本人曰く8割は論理的思考者だと自覚しているらしい。 ロジックとクリエイティブが一つになるほど強いものはない。 きっと2030年までにメインランド上陸する。

ワイン醸造機がスロベニアからギリシャ、トルコ、シンガポールを経てWINARに届く。
様々なプロジェクトが同時進行中の馬場社長。
WINAR | commone
451-0042 愛知県名古屋市西区那古野1-2-12
アクセス : 地下鉄 国際センター駅、丸の内駅
徒歩7分(丸の内駅から415m
駐車場 : 無し(近隣のコインパーキングをご利用ください)
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